関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

2020年11月のブログ記事

  • 再会

     久しぶりに同世代の古き友人たちと会うことができた。互いに仕事やら生活の諸事情などで集まる機会がないだけに会うと必ず「元気?」と問いかけてくる。  すべてが健康体であるのが不思議な「爺」「婆」の五体不満足の集団である。「汗!」・・・  互いにそれ相応の年代であるが故、病院の常連客であるためか病気に... 続きをみる

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  • ドアー越しの勧誘

     最近、特に年末に向かっていく影響なのか、新聞屋さんの勧誘が頻繁である。これだけネットの影響を受けた出版物は他にはないだろう。全国的に発行部数が大幅に減ったようだ。来年は新聞業界最大の危機になるかもしれない。  私は数年前までは「朝〇新聞」を購読していたが、インターネットの普及により読む機会が少な... 続きをみる

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  • おふくろの味

     仕事仲間の後輩から「大根・ほうれん草・サツマイモ」などをいただいた。年間契約した畑に多くの野菜をホームセンターから苗を買ってきては育てているという。最近では夜中に誰かが持ち去っていると嘆く。 ーーーーーーーーー  昼食中、職場の後輩仲間の会話に耳を傾けると実家で思い出す味に「みそ汁」「肉じゃが」... 続きをみる

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  • 懐具合

     知らないお店に入るときはかなり勇気がいる。それは皆同じように感じているのかもしれない。すりガラス越しに店内を除くと椅子とテーブルだけが目に付いてお客さんの姿が見えないのである。もちろん予算が気になるがメニューなど見当たらない。  不用意にお店の扉を開けようものなら、暇ですることがないのか、店員ス... 続きをみる

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  • Go Toイベント

      私の周りでは、景気悪化で会社を解雇された人が増えている。 ハローワークでは失業者があふれかえっている。仕事がなく無収入なのである。配られた10万円は遠の昔に消えて明日の暮らしに頭を抱える若者は多いはず。    コロナ対策の本質は失業者や収入が減る人を支える施策が必要だと思う。  コロナを拡散す... 続きをみる

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  • 燃える秋

     感情をむき出しに激しく燃え上がる紅葉は一年を締めくくる自然界の大祭典であり、一時しのぎの死化粧ではない。  再び訪れる春の新緑をを信じて、今この時,互いに競い合い、いっきに激しく燃焼しきって、やがては「晩秋の寂しさ」を迎える。木々たちの一年間の宿命と言わざるを得ない。  それは祭りの後の余韻を引... 続きをみる

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  • 悩みの秋!

     悩んでいるのは現実逃避で思考停止状態。 私は毎朝起きたとき、一日がリセットされてる感覚になる。昨日と今日は別の日で、睡眠をまたいで一日一日の区切りがハッキリしている感じだ。これは離散的といえるかもしれない。別人格のようだ。  その一方で、起きたときに昨日と今日が地続きで、同じ時間軸上にあることが... 続きをみる

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  • 人生を振り返ると見えてくるもの

    教訓・・私の孫も含め、来年度受験生諸君へ!  人は学問などに接しなくても生きて行ける。生涯を通して順風満帆の人生なら問題ないし、楽しければそれでよい。  しかし人生には往々にして山と谷が存在する。運勢が下降線を辿り、霜枯れに陥った時、趣味に興ずることで気分転換をし、心痛を発散するのも手段であるが、... 続きをみる

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  • 黄昏の街・神戸

     神戸元町からほんの少し東寄りに位置する三宮。阪神大震災前の風情はほとんどないといってよいかもしれない。  昔の面影のすべてが風化され、忘れ去られた街のようだ。  日差しが六甲の山並みに傾き、薄ぼんやりと夕暮れの薄明かりが神戸を包み込む。黄昏の神戸は郷愁をおびた寂しい街のよう。  活気に満ちたハー... 続きをみる

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  • 秋は駆け足で過ぎていく

     花屋さんの嘆き。美しい花も売れなければ枯れてしまい、ただの生ごみ。コロナの影響で花が売れないと嘆く店主。 私の人生を謄写しているようだ。 風も吹くなり 雲も光るなり 生きている幸福は 波間の鴎のごとく漂渺とたゞよひ 生きている幸福は あなたも知ってゐる 私もよく知っている。 花のいのちはみじかく... 続きをみる

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  • 入場制限

     今流行の「歌舞伎コラボ」を見ようと京都南座へ。残念ながらコロナの影響を受け、入場制限で4時間も待たないと順番が来ないそうだ。今日は諦めた。  阪急電車で大阪梅田から京都河原町まで「京とれいん 雅洛」を利用。電車内は京都をイメージしたゆったりとした京町屋の空間を味わい、乗車した瞬間から京都気分に浸... 続きをみる

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  • 後戻り出來ぬ履歴や走馬燈2

     最近、この世を生きることが飽きてしまった、仕方なく生きている。  ふと鏡の中の疲れた顔をみて、「このまま年をとっていくんだろうか。私の人生って何だったんだろう」と思う毎日である。  己自身の感覚は質的なものであり、単純な感覚が刺激の積み重ねによって成立しているようで、人生そのものがフィクションで... 続きをみる

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  • 古文を紐解けば国語「乙」を思い出す

     散りゆく「もみじ」はいたづらなる命と心得、「紅葉は死化粧」といふ人あり。されど、我はこの表現を好まず。人も木も、一年といふ循環に生きて、「祭り」も「紅葉」も年ごろ繰り返さるる歓喜の時に他ならばなし。再び訪るる春信じて、今この時にあららかに燃焼せるばかりなり。  鬱々と暗く感情のうずく一日なりき。... 続きをみる

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  • ショーペンハウアーの世界観

    矛盾だらけ!  死についての最大の問いは、自分の死後も世界が続いているのに、自分は見ることが出来ない。さらに時間は粛々と進んでいるが、自分の時間は静止してしまうということ。  「あの世」なんかはないと断定する科学者は、宇宙がビッグバンによって生まれて130億年と言われるが、その前は、どうなっていた... 続きをみる

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  • 秋雨で肌寒い

       朝から雨。美しさを競い合う紅を儚くも散らせながら、降ったりやんだりと、間歇的に小止みになったと思えば、強く木々にたたきつける。  秋の情緒を台無しにするかのように、そして人々の期待を裏切るかのように参道に舞い散る落ち葉はやがてくる厳冬にかき消され、忘れ去られる。 ーーーーーーーーーー  しか... 続きをみる

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  • 風にしたがふ紅葉なりけり!

     秋本番に休日を家で過ごすのはもったいない。明日は京都・二条城へ「紅葉の色付き合い」を確かめに行ってみようかとカメラのバッテリーをチャージしながら、昨年の紅葉の写真を見定めて、気分はすでに茜色。 「秋の夜に 雨と聞えて降る物は 風にしたがふ紅葉なりけり」  京都は平安時代の匂いがする。そして紀貫之... 続きをみる

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  • 高齢者の証・・・・まだまだ現役なのに!!

       市バスで高齢者パスポートを使った。一回110円。カードに現金をチャージして使う。70歳を超えたらバス料金が優遇される。普通は「大人230円」だそうだ。  席は空いているだろうかと思いつつ、バスを待つが、お客さんは私一人。  運転手さんの日当はどこから捻出するのだろうか?誰も乗っていないバスに... 続きをみる

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  • 五里霧中

    I don’t want to be alone, I want to be left alone.  昨日の自分と今日の自分とでは明らかに人格が違う。そして明日の自分もおそらく違うだろう。先が見えない。  今の心境に二人の自分が存在する。普段気が付かないもう一人の自分は、とてもいい加減で、とても... 続きをみる

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  • 無言の空間

     たたみ半分ほどの四角い箱に閉じ込められた瞬間、目のやり場がない。しかも若いご婦人。目は合うが、かわす言葉もなければその場の空気が異様に感じる。私はなるべく背を向けて小さな箱の隅に立つ。  瞬時に代わる次元、脳の誤作動、脳の錯覚、「デジャヴ」の世界に遭遇したようだ。  暗黙の了解とは?コミュニケー... 続きをみる

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  • 晩秋の思い

     紅葉はまだというのに、厳冬に向けての心の委縮に不安が生じてしまう。  失いかけた昔をしみじみと回想しながら「オールドパー」の栓を抜く。  シングルモルトが心の隅々にまで染み渡り、ほんのりとそれはまるで手術の際の麻酔が効きだした時と重複して自身を怠惰な現実から逃避させてくれる。足元がふわーとして麻... 続きをみる

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  • 秋の夜に思うこと

     本当にあるのだろうか?「あの世」。死に目に遭遇した人の体験談は異口同音にして「暗いトンネルの向こうに一点の光明」「お花畑」の情景が浮かんでくるというのが一般的だ。  外国でも同じような体験談を聞く。イエスキリストが出迎えたとか、アラーの神の導きがあったとか、宗教の違いはあるにせよ、臨死体験はだれ... 続きをみる

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