関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

秋は駆け足で過ぎていく


 花屋さんの嘆き。美しい花も売れなければ枯れてしまい、ただの生ごみ。コロナの影響で花が売れないと嘆く店主。

私の人生を謄写しているようだ。




風も吹くなり 雲も光るなり
生きている幸福は 波間の鴎のごとく漂渺とたゞよひ
生きている幸福は あなたも知ってゐる 私もよく知っている。
花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり 雲も光るなり。・・・・林芙美子



72歳、焦燥の秋の夕暮れ。
こみ上げる「明日への不安」を常に抱きながら、ウイスキーの栓を抜く。「シーバスリーガル」のボトルの中に消えていくのは72歳の焦燥の深まる秋の夜。後ろを振り向くことは到底許されない。
無意識だけが行動し、真の意識が遠くへと、行動を制御されていく。不安と焦燥感から抜け出すべく「抑圧された感情を発散させる出口」を見つけ出す行動は至難の業で、とても辛い。気休めに飲む。むろん、こんな夜がいつまでも続くわけではない。



人生の潮時とは何かを知りたい。

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