関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

2020年12月のブログ記事

  • 再投稿。最後の2020

    毎年思う事  除夜の鐘から元旦にかけ、リフレッシュされた神聖な感情が湧き出て「今年こそは」と意を固くするも、その願いもままならぬまま「来年こそは」と大晦日のあわただしい時間の合間に新しい年への思いを巡らすのである。  その繰り返しが人生の課題として、結果としてその領域を脱しえない中途半端な時間の流... 続きをみる

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  • 異変

     全国的に除夜の鐘が「うるさい」と毎年苦情の電話があるという。さらに、騒音防止条例を施行してほしいという声までも!  日本伝統文化を嫌う若者が増えてきたのだろうか?  ツイッターで一番多い投稿がこうである。 ーーーーーーーーーー 「うわっ、除夜の鐘が鳴り始めた…最悪…毎年聞きたくないって言いながら... 続きをみる

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  • 受験シーズンになった

     孫「高3女子」が大学受験勉強に必至である。推薦で一つは決まっているようだが、第一志望校を目標に、年末年始の正月休みも返上で頑張っている姿を見ると応援したくなるのは、自身がそういう苦い経験をしてふるいに落とされ、滑り止めにやっとしがみついた経験から「一発勝負」の賭けをさせたくないからだ。偏差値73... 続きをみる

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  • よく似た現象

     「異邦人」で有名なフランスの哲学者アルベート・カミュの「ペスト」を再読してみると新型コロナウィルス拡大の現在において重複する面が多々あることに気が付く。  ペストという目に見えない恐怖、それに翻弄されるひとびとの心理や変化、人間性の「不条理な世界観」はいまだに輝きが衰えることがない。むしろ202... 続きをみる

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  • 現実は厳しい

     「今年こそは」と念頭に思い、自身の描いていた事柄が不完全燃焼で何もかも達成されぬまま、一年があっという間に過ぎ去り、感情のスイッチは現実の厳しい苦悩と挫折に入ったままグレードアップできない一年であった。すべてを「コロナのせいだ」といった言い訳をしてきた。  「明日もまた何ら変化のない日々と向き合... 続きをみる

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  • 雪の降る深夜の思い出

       理科系の発想は、「現実の拠ってくるところの原因」を追究し明らかにしようとする発想だ。自然科学の世界にぴったり合うが、それが社会現実の把握や統制にも用いられる。  もう一つは、文科系の発想だ。それは、科学的理解を解きほぐして、当事者の理解に差し戻すことで見えてくるところの、「ほかにも、何か可能... 続きをみる

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  • 焦る気持ち

      原稿締め切りが真近。気が散って一向にはかどらない。某・専門機関紙の特集「高齢者と共存。少子高齢化と政府の対応」である。 ーーーーーーーーーーー  戦後、昭和21年から24年の間の団塊の世代、「産めよ、増やせよ」の時代は生活は苦しくとも何とか鎬をけずってでも生活できた。現在よりも貧しい社会ではあ... 続きをみる

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  • 今年もあとわずか

       毎年思うことは、大晦日から元旦にかけて特別な感情がわいてきて気分一新出発、というような「来年こそは」と思いを巡らすのである。  皆様の貴重なご意見を頂き、再度同じ内容に変化を持たせ、大晦日に投稿しようかと思う。 ーーーーーーーーーーーー 時間が止まる!!  一年を締める大晦日に思う。 毎年、... 続きをみる

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  • またもや夢枕

     自分の正論を他人に押し付けて論破する事に使命感を持っている異常な親父。 常識のわきまえを知らず、理屈で相手を屈服させようとする強引な性格であった。  自分の言うことは自身の経験値からすべて間違いではないとする軍隊意識。そんな親父がたまに夢の世界に顔を出しては説教する。  私の父子家庭での少年時代... 続きをみる

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  • 現場作業員

     一杯飲んでは愚痴る最近。私のような業界は大別して、一般に零細業者、現場作業とか土木作業、はては人夫や土方、日雇い労働者、臨時工、さらに「にこよん」と呼ばれ、学や知識の薄い半端者とされ、一般会社員とは一線を引かれてきた。  しかしながら、私の同僚の中には流暢なドイツ語やフランス語を話す者もいるし、... 続きをみる

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  • お小遣い10円の使いみち

     私が少年時代を過ごした足立区でも、子供向けの駄菓子や雑貨を商う「駄菓子屋」さんがたくさんあって、駄賃を貰うと直ぐに浮き浮きしながら飛んで行ったもの。オマケを貰ったり、10円もあれば駄菓子屋でくじ引きをして、暗くなるまで外で遊んだ。学校がおわると 駄菓子屋さんに集まるのが習慣であった。  当たりバ... 続きをみる

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  • 暗中模索/人生の坂

     若き日、友人の結婚式のスピーチで「人生の坂」なるものを聞いた。四つありその時の心境や状態、克服する方法など、興味津々で聞いた記憶を私の人生に重ねてみると完全に重複する。 ーーーーーーーーーー  「上り坂」「下り坂」「まさか」「まっさかさま」。 0度から89度までを上り坂、くだり坂、ま坂、と定義し... 続きをみる

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  • 顔は嘘をつかないのよ!

     若い時、容姿端麗だ、イケメンだと持て囃された人達も、私のようなそうでない人達も、年を取れば、それなりに顔や首筋にしわやシミができて、老化現象は避けられず、筋肉が緩んで垂れ下がってしまい、みんな格差のない万物平等な顔になる。  スマホで撮った自分の顔を見たら、誰が見ても年寄りの顔である、豊かだった... 続きをみる

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  • 祇園精舎の鐘の声

     平家物語は好きで部分的に読んでいる。笛の名手平敦盛の段など何度も読み返しては日本文学の原点を垣間見る。栄華を誇った平家一門の滅びゆく姿を語るこの冒頭は、日本語の美しさを体現している名文でもあある。  祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久から... 続きをみる

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  • 初冬の思い

     胃癌の摘出手術を行ってもうすぐ5年目になる。「再発」を考えると不安に押し潰されそうになりながら、入院した日を今も昨日のことのように思い出す。全摘手術だ。  麻酔から覚めた時、朝なのか夜なのかさえ分らない時空の中で、腹部に違和感を感じながらもうろうとする意識を必死に覚醒させようと、誰かに話しかけよ... 続きをみる

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  • 昭和探訪

     大阪梅田界隈には昔ながらの「純喫茶」店が多い。 阪急電車の高架下周辺は「純喫茶」として外観からすでに昭和の期待が大きいといえる。  古くからの常連客に加え、若者の人気度が高く大阪には東京にはもう残っていないような「純喫茶」店がまだまだたくさんある。  昭和のおじさんたちはディープな雰囲気を味わい... 続きをみる

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  • ハイデガーを知らない本屋さん

     寒暖の差が激しく風邪をひいてしまった。37度。検査の結果、コロナではなくてやや安堵。医者からの帰り道、伊丹イオンモールにあるいつもの本屋さんが「神聖なる休息所」と様変わりする。印字の匂いが学生時代にタイムトリップしたようでなぜか懐かしい。  小学校で新学年を迎え、新しい教科書に自分の名前を書き込... 続きをみる

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  • 低迷した気分だった

     財布を拾ってしまった。一瞬、「どうしようか」と周囲をうかがいながら、気分が揺らいでしまった。そんな邪悪な心が「誰も見ていないな」・・・嫣然一笑した。  しかしながらもう一人の自分はやはり交番へ届けた方が良いと必死に叫び憤怒する。  きっと落とし主も困っているのだろう。が・・・もし届けなかったとし... 続きをみる

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  • 意思混沌

     今こうしてパソコンと向き合っている自分と、昨日パソコンに語り掛けていた自分とでは微妙に違っていることは確かである。 しかしその違いを認識できるのは根本的な普遍なる自分が存在するからではないだろうか。  こういった発想は私のみならず、誰もが抱く発想で根強く誘発的で暗中模索な世界へと誘導されてしまう... 続きをみる

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  • いじめ

       仕事仲間の後輩から相談があった。息子「小学5年生」が学校でいじめにあっているという。  実は、私も小学校時代、いじめにあっていた。酷いときは「金をもってこい」というので親父の財布から幾度か抜き取っては渡した時があった。当然親父はわかっていたのか、「武道でも習ったらどうだ」と言われ、合気道の道... 続きをみる

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  • 責任の所在

     永田町界隈ではGO TOキャンペーンの取り扱いを「国が判断」すべきだとか「地方自治体の判断」に任せるべきだとかとで、責任を擦り付けているように思てならない。他人事の様だ。  正直言って新しい政権の存在がぼんやり霞がかかって見えてこないと感じた。  そこには責任の所在をどこに置くのかが「結果」とい... 続きをみる

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  • タイムマシンがあったらば

     タイムマシンに乗り、幼年時代や青春時代に置いてきた「大切な忘れ物」を取りに行きたいと常に思うのである。  そういえば、あの時は主観的な考えしかなく、「今が若さの最長点で大いに謳歌すべきである」ことを具体的に理解していなかったということが残念に思ってしまった。  それだけ当時は自分への客観が足らな... 続きをみる

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