関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

雪の降る深夜の思い出!


 寒さも一層増してくるこの季節になると、必ず思い出す受験勉強の高校時代。
 日々葛藤の毎日を思い出しては夜遅くまで、あるいは徐々に薄暗き夜明けをぼんやりとして迎えた日を経験した者も多いと思うはず。



 我々団塊の世代では定番であった言わずと知れた「オールナイトニッポン」また「日立ミュージック・イン・ハイフォニック」の荒木一郎の「空に星があるように・・・・」で始まる「星に唄おう」を聞きながらの当時の懐かしくも苦しい時代が浮かんでくる。
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 そこはある友人の親に提供された四畳半の狭き一室。塾教室の延長であった。男子二名、女子二名。「赤門、三四郎池」を目指した全員がライバルだ。敵である。



 古びた参考書は共有物。早い者勝ちで奪い合い。このメンバーの中で誰かが成功し誰かが失敗する。そう思うようになった頃からいつしか鬱状態になり自分だけが取り残されていく様を感じたのは窓辺に見る雪の降る音が聞こえたからである。
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「音などしないのにそう感じてしまう?」

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