関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

風にしたがふ紅葉なりけり!


 秋本番に休日を家で過ごすのはもったいない。明日は京都・二条城へ「紅葉の色付き合い」を確かめに行ってみようかとカメラのバッテリーをチャージしながら、昨年の紅葉の写真を見定めて、気分はすでに茜色。



「秋の夜に 雨と聞えて降る物は 風にしたがふ紅葉なりけり」




 京都は平安時代の匂いがする。そして紀貫之の世界。



 京都に出向くときは観光ガイドブックが欠かせない。以前、外国人から「阿吽の呼吸」を体感できるところはどこかと問われ答えられなかった。多分、「禅」のことらしいが関西に住んでいながら知識のなさに根底から勉強しないと恥をかく羽目になると実感したのである。



 城内には清流園、本丸庭園、二の丸庭園と趣の異なる庭園があり、紅葉と庭園の融合を楽しめる。桜やイチョウ、ドウダンツツジなど多彩な紅葉が楽しめるのも魅力で毎年、春と秋は欠かさず見学している。

高齢者の証・・・・まだまだ現役なのに!!

 
 市バスで高齢者パスポートを使った。一回110円。カードに現金をチャージして使う。70歳を超えたらバス料金が優遇される。普通は「大人230円」だそうだ。



 席は空いているだろうかと思いつつ、バスを待つが、お客さんは私一人。
 運転手さんの日当はどこから捻出するのだろうか?誰も乗っていないバスにお世話になるのが気の毒で申し訳なくなってしまった。



 私が記憶するバスの乗車イメージは昭和33年。東京足立区西新井から東京駅八重洲口行の都バスであった。
 当時は足立区宮城町に住んでいたので越境通学といわれ、山手線「田端」駅まで小学校に通学するのに利用したものだが常に満員で二~三車待たないと乗れなかった。


 バスの車掌さんがドアーの閉まらないほどのお客さんの背中を押して無理やりロープを張って発車したものであった。


 中には靴が脱げてどこかにいってしまったと焦るお客さんもいた。平気で痰を吐く叔父さんや、若いお姉さんがそ知らぬふりで「屁」をして誰かが「臭えな~~」と怒号に罵声。

 バスの奥のほうでは足を踏んだ踏まないなど喧嘩が絶えなかったし、スリや痴漢もたくさんいた。当時はそれなりに見て見ぬふりであった。



 あの時を思い浮かべると、「ガラガラ」は想定外、どこに行くにもマイカーを利用するので、バスに乗る機会は少ないためか、たった一人では気が引けてバス停に止まるたびに誰か乗車する人はいないかなと思いつつ終点まで私一人・・・・・・。汗




  京都の市バスはどこも満員で席に座ることさえできなかったのに!!。






 ガラガラバスはさすがに疲れた。