君かへす朝の舗石さくさくと
学生時代、北原 隆吉.。ペンネーム「北原白秋」をよく読んだ。
特に「桐の花」は私の人生を投影しているように思えてならない。
「君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」
一夜を君と過ごしたが、朝に君を帰さないといけない。雪の敷石を歩いて行く君の足音がサクサクと林檎を食べるような音を立てている。雪よ林檎の清冽な香りのように降ってくれ。そしてゆるされない愛の跡を消していってくれ・・・と解説している。
「リンゴの香り」という表現は奇抜で秀才だと思う。私の若かりし頃、彼女は牛乳石鹸の匂いがしたな・・・汗・・・・懐かしいあの頃に戻りたい。
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人生をやり直ししたいと願うのであります。