関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

現場作業員


 一杯飲んでは愚痴る最近。私のような業界は大別して、一般に零細業者、現場作業とか土木作業、はては人夫や土方、日雇い労働者、臨時工、さらに「にこよん」と呼ばれ、学や知識の薄い半端者とされ、一般会社員とは一線を引かれてきた。

 しかしながら、私の同僚の中には流暢なドイツ語やフランス語を話す者もいるし、ラーメン計算、構造計算を巧みに操る者もいる。私自身、固体力学分野の有限要素法解析技術者1級技能の資格さえある。



そのような特化した技能を備えていても、今の社会構造では容認されない面が多々あるのが現状だ。



 以前、建設関連のボランティアで小学校のプールに囲いを制作したことがあるが、児童の前で、私を含めた同業者たちを「優秀な土方さん」「秀抜な人夫さん」と紹介されたことがあった。

 学識的レベルの低い我々業界では、つい最近まで職人さんを募集するには悲しからずや、東京では山谷。大阪では釜ヶ崎を漁るほうが手っ取り早い手段とされてきた。



 さらに「コロナ」の影響を真っ先にうけるのも我々の業界である。もしも生まれ変わったとしても、二度とこんな仕事はしたくないと感じとった時世でとても辛い。「汗
 今日の酒は特に不味く感じるではないか!!。



Ps・・にこよんとは「昭和20年代の半ばに、失業対策事業に就労して職業安定所からもらう日給が240円だったところから日雇労働者の俗称

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