関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

祇園精舎の鐘の声


 平家物語は好きで部分的に読んでいる。笛の名手平敦盛の段など何度も読み返しては日本文学の原点を垣間見る。栄華を誇った平家一門の滅びゆく姿を語るこの冒頭は、日本語の美しさを体現している名文でもあある。




 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。


 流れるような文体に知らず知らず誘惑され、その根底には仏教の価値観や美学があるではないか!!
 ところが全部読んだわけではないので知らない部分は全く知らない。



 以前、神社の広間での平家物語を琵琶法師が弾き語ったものなどは難解でリズムに乗ることができなく、友人に話しかけたり、あくびをしたり「静かにしなさい」と叱られた経験があった。



汗!!

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