現実は厳しい
「今年こそは」と念頭に思い、自身の描いていた事柄が不完全燃焼で何もかも達成されぬまま、一年があっという間に過ぎ去り、感情のスイッチは現実の厳しい苦悩と挫折に入ったままグレードアップできない一年であった。すべてを「コロナのせいだ」といった言い訳をしてきた。
「明日もまた何ら変化のない日々と向き合う」というだけで精神が不安定になったり、体調が狂いだしたり、グルーミーな気分だけが感情を支配する。
人生は、山あり谷あり渓谷ありで決して平たんではなかった。むしろ下り坂で谷底暮らしほうが多かったような気がする。神が与えた道だとすれば仕方がないが、実に多すぎる。「人生朝露」と言わざるを得ない。
せめて羅針盤やナビゲーターでもあれば、迷わずに済むのだが歳を重ねるにしたがって、わずかな小高い山が非常に険しい渓谷に感じてならない。
「来年こそは」!・・・と弁解しながら、そうして歳を重ね終焉を迎えるのかと思うと・・・・間違った人生の選択をしたなと後悔が先に浮かんしまう。