関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

夫婦とは


 近くの老人介護ホームのパンフレットが気になる歳になった。歳を取るにつれて考えさせられる「人生とは」。そして老々介護を考えると避けて通れぬ人生最大の問題である夫婦とは何か。
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 若き或る日突然、夜景を見ながら二人で食事し、将来のビジョンを考えながら、幸せになりたい・・・・そんなシチュエーションでプロポーズして愛し合う中になり、法で許されるところの「男女の仲」で淫猥な関係でないことが夫婦の関係と一般論。男は女を意識し、女は男を意識する。



 ヤージナヴァルキヤの格言に「ああ、まことに夫を愛するがゆえに夫が愛しいにあらず。我を愛するがゆえに夫が愛しいなり。ああ、まことに、妻を愛するがゆえに妻が愛しいにあらず。我を愛するがゆえに妻が愛しいなり。」とある。



 しかしながら人生の分水嶺を過ぎたころから考えが一変する。私は50過ぎたころを人生の分水嶺と考え、あとは体力的にただ人生を下っていくだけである。
 下りゆく「夫婦とは」男でなくなり、女でなくなり、男女の関係を徐々に失いつつ、しかし常に顔が見える距離に居てもらわねば困る存在と、いつしか考えるようになった。



 そして還暦、古希を迎え夫婦の会話も少なくなり「存在」のみではあるが傍らにいないと何故か物足りないしお互いの役割分担で我が家が成り立っている。そんな最中のパンフレット!
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 結論を言えば、「運命共同体」であり協力しながら生きていくしかないものだと自覚する昨今である。老々介護をどう生きるか人生最大の問題。
 皆さんはどう考えますか?

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