関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

梅雨の合間に

 
 べったりとはりついたシャツ、蒸し暑い空気。今日も傘が手放さそうだ。井上陽水の「傘がない」を口遊みながら仕事帰りの公園の片隅。輝かしい新緑が今日はより一層私の目に飛び込んでくる。



 まん丸い手毬のような不思議なくらい色合いをした花弁は一つ一つが大輪の様に見せつけられる。この花の中心の白い雌蕊は、白く夫々の花の色を作る。どの花瓣を見ても一個の花に見え、それが一つの花を作る。淡紫、紫、藤色、淡いピンク色、十糎余りの色とりどりの手毬の塊は見事である。




 そして、雨といえば川端康成の『伊豆の踊子』の情景が浮かぶ。
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「道がつづら折りになっていよいよ天城峠に近づいたと思ふころ、雨脚が杉の密林を白く染めながらすさまじい早さで麓から私を追ってきた~~~」
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 やはり梅雨時の情景はしっとりと肩や髪を濡らす風情でありたいと 願わずにはいられないと感じた今日だった。


PS・・・スーパームーンが見れないのが残念。

ブルーマンデー症候群

 憂鬱な月曜日・・・・汗


 のがれよ、私の友よ、君の孤独の中へ。強壮な風の吹くところへ・・・・もし悩む友人がいたら、彼らの悩みを休ませる憩いの場となってやるがいい。それも、堅い寝床、いうなれば野戦用のベッドになってやるがいい。




 一週間のうちで一番気分が解放されるのは、土曜日の午後5時を過ぎたころである。明日は束縛されない自由なる自分の時間が待ち構えているのである。しかしながらそのような安楽な解放感も午後6時を回ったころから、明日一日を過ごせばまたいつもの「壮絶な奴隷生活」が始まると考えてしまい、言葉では表現しようがないほどつらい沈んだ気分または興味・喜びの喪失が、ほとんど一日中、そしてほぼ毎日続く。



 昔は休日の終わりを自覚する最も多いパターンが「サザエさん病」とされた。・・・・日曜日も間もなく終わり午後6時を迎えたころにサザエさんのテーマソングがなり明日は憂鬱な月曜日を迎える。・・・そう考えると完全な「鬱」の世界である。



「うつは日本の風土病」とまでいう精神科医もいる。強まる閉塞感・・・・コロナの影響が強くストレスが溜まる毎日だ。