関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

神戸ルミナリエ


 神戸ルミナリエとは、27年前の阪神・淡路大震災の発生を契機に鎮魂と追悼、街の復興を祈念して震災で激減した神戸への観光客を呼び戻す目的で毎年開催されてきた。
 昨年は中止。今年は「ロソーネまちなかミュージアム」という名称で規模を小さくして開催され今日が最終日。



 開催当時は「がんばろう神戸」をスローガンに元気ある街のいち早い復興を祈願したものであった。
 最近は、「鎮魂」から「ルミナリエを開催するお祭り」へと手段が目的化され神戸全体が「お祭り騒ぎ」で観光客の増大といった営利目的に変身されてしまったようだ。



 実際に全国一の混雑するイベント「一晩だけで35万人」にのし上がってしまった現状に震災の面影は全く感じ取れなくなってしまった。
 震災経験者の原点の立場に戻り今後は新たな取り組みを変革、期待したいものだ。
 理屈や不満を言ってしまったが、純粋に「百聞は一見に如かず」。コロナが完全に収束し、以前のようなイベントを再開できたらと期待するばかりである。



 写真は3年以上も前のものだが、とても素晴らしい構成と演出に我を忘れて思わず立ち止まり写真を撮るなど、その余韻は帰宅後も尾を引いてしまうほど感動してしまった。

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