行列のできるラーメン屋さん
先日、車で通りかかった住宅街のはずれに長々と行列があるのを発見。何のお店かなと思って気にかけてはいたが、行列に参加するほど私には気性に合わないので無視していたが、偶然今日もその前を通りかかった。コロナの最中ではあるが相変わらず行列ができていた。店名、ロックンビリーS1
よく見ると「日本一」と書かれた看板がめだつラーメン屋さんだ。
こんな住宅街の辺鄙な場所だというのにどうして?と思うくらい行列。駐車場の車のナンバーは、堺、なにわ、神戸、大阪、と多彩。空いているであろう時間帯の一段落した頃合いを見計らって列に参加してみた。
田舎町でロケーションはかなり悪い。さらに、民家を改造しての二階に位置する人通りの少ない目立たない場所なのに、なぜ行列ができるのか不思議だ。若者に詳しい話を聞いた。「店主は以前、町田ターミナルプラザ、さらに赤坂で修業したラーメン界ではかなり有名ですよ」とネット情報を見せてくれた。
行列ができるのには何かそれなりの理由があるはずで、私も初めて今日、並んでみた。駐車場が開くのをじっと待つこと1時間。さらに私の前後に並ぶ彼らが手にするスマホの画面には、ここの店舗のラーメンのインスタ画像が高い評価を受け、威風堂々と載っているではないか!!。
やっと暖簾をくぐることができ、この店の「おすすめ」というごく普通のラーメンを注文。・・・・旨い!!としか形容しがたい味である。
感想兼食レポ!
市場や業界の適合性や利便性、モチベーションというより、もう少し深堀りしたマクロ的な視点で最近自分が特別感じている「市場の違和感」ともいうべき「グローバルな情報社会」を目の当たりにした現状であった。
正論ともいうべきアドバンテージの良い街がシャッター通りになる理不尽な現実が納得いかないのである。
山里深い不便な「パン工房」や交通不便な谷間の季節限定の「フレンチ・レストラン」が繁盛する理由がこんなところにあるのだろうか。