関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

がんばろう 1.17

回想・1995年1月16日の日記を紐解く。

 仕事の帰り道。明石海峡大橋の建設現場に製品を納入後、芦屋から西宮にかけて、西の空一面閃光が走っているようで異様に見えた。細長い黒い雲が何本も連なり、近所の民家で飼われているいつもは激しく吠えたてる大型犬が、落ち着かないような素振りで何かに怯えているようだった。



 公園ではカラスの大群が身を寄せ合うようで、鳩の姿がない。三島由紀夫の「海と夕焼」の世界を延長したかのよう。大阪能勢町や兵庫県川西市北部での頻繁な微震がとても気になる。いつもと違う満月は真っ赤に見えた。






 夜中にトイレで起きた時、ベランダから西の空を見上げると、いなびかりのような閃光がしばし見られ、なぜか落ち着かない夜だな。


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