関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

死期を想定して

 死期を想定して生きる。この季節にぴったりの言葉ではないだろうか。家族とか、仕事とか、想定しておきたいものはたくさんあると思うが、私が一つ挙げてみたいことは、仮に明日死んだとして、自分自身、後悔しないかどうかである。

 死んでしまえば「自分自身」なんて完全に消滅してしまうのだが、人間なんてわがままなもので自身を第三者の立場で考えるという妙な発想がある。
 「あの世」から自分の本心を眺めて観察してみたいものである。






 こみ上げる「明日への不安」を常に抱きながら、安物の赤ワインのコルクを引き抜く。やがて空になるであろうボトルの中に消えていくのは72歳の焦燥の冬の夜空。後ろを振り向くことは到底許されない。
 無意識だけが行動し、真の意識が遠くへと、行動を制御されていく。不安と焦燥感から抜け出すべく「抑圧された感情を発散させる出口」を見つけ出す行動は至難の業で、とても辛い。気休めに飲む。むろん、こんな夜がいつまでも続くわけではない。




PS・今日の村ゴン殿は立ち上がりが悪いな!!

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