秋本番に休日を家で過ごすのはもったいない。明日は京都・二条城へ「紅葉の色付き合い」を確かめに行ってみようかとカメラのバッテリーをチャージしながら、昨年の紅葉の写真を見定めて、気分はすでに茜色。
「秋の夜に 雨と聞えて降る物は 風にしたがふ紅葉なりけり」
京都は平安時代の匂いがする。そして紀貫之の世界。
京都に出向くときは観光ガイドブックが欠かせない。以前、外国人から「阿吽の呼吸」を体感できるところはどこかと問われ答えられなかった。多分、「禅」のことらしいが関西に住んでいながら知識のなさに根底から勉強しないと恥をかく羽目になると実感したのである。
城内には清流園、本丸庭園、二の丸庭園と趣の異なる庭園があり、紅葉と庭園の融合を楽しめる。桜やイチョウ、ドウダンツツジなど多彩な紅葉が楽しめるのも魅力で毎年、春と秋は欠かさず見学している。