関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

文系か理系か?

 一生に一度有るか無いか、そして自身の進路が決まってしまうかもしれない人生で一番大事な「受験戦争」が始まっている。生涯の人生の分岐点だと考えたい最大イベントだろう。


文系頭から見た理系の世界!


 推測ではあるが、理系世界では、時間を“t”という文字とし、空間の縦横高さ“x”、“y”、“z”に似たもう1本の座標軸生み出すというような物理的でなおかつ合理的な洞察力を兼ね備えた論理に対し、私のような文系は、事物を空想的にとらえさらに一歩踏み込んで、哲学的な発想を試みる。したがって、理系人間に「あの世」とか「死後の世界」はあるのかという問いに彼らは薄笑いして相手にしてはくれない。では反対に「宇宙の果てはどうなっているのか」「ビックバンはどうして起きたか」「フェルマーの最終定理の謎」と聞くと推論ばかりではっきりした答えが返ってこないのが理系である。汗




 時間軸はニュートン物理の世界では唯一絶対のものだったが、アインシュタイン相対論の登場で、見る人の立場によって伸び縮みするようになったことは確かであり、それは空間でも同様だと思う。その意味では、空間軸との類推が強まったのではないだろうか。


 そしてさらに、理系世界の別の局面では、エントロピーという言葉を生んだ熱力学の時間。熱力学の第二法則である。ここでは時間軸が、行き来自由の空間軸とは違って向きを備えている。


 量子力学の時間というものもある。原子や電子の量子世界では、人が物事を測ったとたんに事態が一変する。そこでは、いくつもの可能世界を束ねるような重ね合わせの状態が時間軸に沿って進んでいくが、その束が観測の瞬間にしぼんで一つの世界に固着する。どの一つに決まるかは偶然のなすままだ。人と世界の関係が、観測という行為をとった時点で変質する。のっぺりとした時間軸はない。



 しかしながら文学の時間を理系感覚でとらえると機械のマニュアルを読んでいるようで夢がないのは確かである。笑!!

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