関西の四季を呟く

関西の四季や出来事を写真を交えてお届けします。

食い道楽の街・心斎橋 道頓堀

 初秋の心斎橋筋を久しぶりに徘徊。何十年ぶりだろうか。何もかもが「昔のまま」とはいえないが、若き日を思いだしながら、薄ぼんやりとした記憶に今もはっきりと残る余韻を手繰り寄せては当時の情景を再現し、同じ道を散策。
 昔の記憶が追想するかのように深く想い沈んだ。



 大阪「阪急・梅田」から難波まで約4キロの一直線に伸びる御堂筋。
「雨の御堂筋」と歌われているように、家内もさすがに「感慨無量」という風な二十歳代の深い沈黙に陥ってしまったようだ。
 72歳の心情はただただ互いに元気であり「感謝しかない」と心の琴線に触れる体験をしたのは確かである。



 昔と変わった事と言えば「コロナ渦中」で食い道楽でお馴染みの道頓堀の飲食街の不況が追い打ちをかけ、ずぼらやの巨大看板「フグの提灯」も取り払われ、グリコ看板はデジタル化し、大阪名物食い倒れ人形は数年前に撤去、難波の古き歴史の一時代は終わったと感じた。



 道頓堀の風情も昭和とともに過去のものになってしまったかと思うと、とても残念である。


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