食欲の秋
ある業界新聞から食欲の秋を後押しするようなエッセイの依頼があった。しかしながら試食してみないとその情景というか感動が文章に伝わらないので尋ねると、行動費が出るということで早速、以前久しぶりに覗いてみた阪神尼崎駅周辺を徘徊した。
何を試食してもただ、「無料」なのである。(^_^;)
老舗の看板が昭和を彩り、通りかかったそこに懐かしい艶風を感じる景色がいくつもある兵庫県「阪神尼崎中央商店街」別名「神田中通」。グルメ街道だ。
目の端に捉えた形と色が懐かしくて振り返ると、子供の頃通ったようなお菓子屋もあり、幼少のあの頃にタイムスリップした気分になる。
懐かしい昭和の香りがする店をいくつかあたりを付け、編集する段取りだが、「美味しい」とする表現を文章に描写する難しさを改めて感じてしまった。
私には「食レポ」は無理かもしれない。お世辞がうまく表現できないのである。
なぜか気になるのは、パチンコや、スロットマシン、ゲームの店がやたらと多く目につく。時代の流れには逆らえぬという事なのだろうか。